会長の投稿

社団法人広島県作業療法士会 会長 甲斐 雅子

その2 社団法人化10周年を迎える広島県作業療法士会(16.06.07)

 テレビドラマ『オレンジデイズ』の主人公は作業療法士を目指しています。私も30年前に目指していました。「作業療法士になるのは、大変だよ。狭き門だから。」というセリフをドラマの中の恩師は言いますが、30年前の恩師は「作業療法?聞いたことないねえ。」としか言わず、当時は『知られていない門』でした。ところが近年は全国的に養成校が急増し、広島県内にも大学・専門学校あわせてすでに5校あり、その他にも数年後の開校を計画している所もあります。そのおかげか広島県作業療法士会の会員数は608名(2004,5,11現在)となり、県士会の中では8番目に会員数の多い県になりました。昭和56年にわずか7名で発足した広島県作業療法士会は、15年後の平成7年(会員数178名)に社団法人となり、今年度は社団法人化10周年の節目の年になります。
 振り返ると、公益法人として地域社会に貢献できる団体になろうと平成5年に社会貢献部を新設したことや、ゴールドプランへの積極的な協力を通して行政との関係作り・働きかけが社団法人実現へ大きな役割を果たしたような気がします。社団法人となってからは年2回の総会および財務処理等なかなか大変な面もありますが、それ以上に県に認知された団体として多くの諮問委員会に代表者を送り、情報をいち早く得られることのメリットは大きいと感じています。また昨年は呉市の福祉用具支給適正化事業に協力し貴重な実績をあげることができました。なお年度末には10周年記念事業として記念誌の発行と講演・懇親会を企画しており、関係各位のご参集を心待ちにしているところです。
 さて、現在の当会は事務局・広報部、学術部、福利部、財務部、社会貢献部と機器対策委員会、診療報酬対策委員会、介護保険対策委員会、規約検討委員会、選挙管理委員会があり、それぞれ活動を展開していますが、年6回の会報のみではタイムリーな情報を会員や一般の皆様に提供できないということで、比較的早期に(平成9年)ホームページを開設しました。また平成13年からは電子メールニュース『つんつんあたま』を事務局が毎週配信しており、情報の共有化に一役買っています(メールアドレス登録者件数199)。なお情報が混乱する阪神・淡路大震災および芸予地震の教訓を受けて、自然災害時に即応できるように「自然災害緊急時対応マニュアル」を平成14年に作成しました。将来、このマニュアルが役立たないことを願いながら・・・。
               メール kai-masako@mx4.tiki.ne.jp

その1 広島ALS友の会発足交流会に参加して(11.08.29)

 8月28日残暑厳しい午後、広島大学広仁会館にて広島ALS344ビデオ上映会と広島ALS友の会発足交流会が行われました。
テレビでも紹介されたせいか当日は約200名の参加者で、大会議室は立ち見の方が出るほどの盛況でした。患者さんと彼らを支える家族や関係者が企画・作成したビデオは質の高い本当の生活を映し出しており、思わず引き込まれてしまいました。
「患者さんや家族が、闘病生活の中で泣いたり笑ったりしながらも一生懸命生きている事を皆さんに知ってもらおう。」と始まったビデオ制作は患者さんと家族だけでなく、多くの方々に感動や勇気やALSという難病を知ってもらう機会を与えたと思います。交流会では患者さんや家族そしてビデオ制作委員の方だけでなく、広島大学第三内科の先生方や在宅生活を支えるヘルパーさんやボランティア、開業医、セラピストも交じって和気あいあいと話がはずみました。今後「広島ALS友の会」が、日本ALS協会広島支部と発展される事を期待しています。
               メール kai-masako@mx4.tiki.ne.jp

会長就任時のご挨拶(11.11.04)

 作業療法士の皆様、リハビリテーションに関心のある皆様こんにちは。
 馬場前会長の後任を務めることになりました甲斐雅子です。ちょっと自己紹介をしますと九州リハ大の9期生で、卒業後ずっと中国労災病院に勤めているため、身障しか知らない作業療法士とならぬよう学会等では他部門へもちょこちょこお邪魔しております。私生活では男の子二人を育てており、ちなみに主人は理学療法士です。
 今回、会長に就任し、その責任の重さを実感しているところです。介護保険が導入され作業療法士を取り巻く環境が急激に変わろうとしている今、我々が取り組まなければならない問題は山積しています。
@急性期リハに対する診療報酬は上がったが、早期作業療法の点数はいまだ認められておらず、指導や監査のみが厳しくなっている。
A医療法改正にて一般病床の区分が明確化されつつあるが、集中的なアプローチが必要な回復期(亜急性期)リハをどこで実施できるのか。
B老人保健施設の人員配置を検討する際に作業療法士を強く要望したいが、新卒の作業療法士が役にたつのか。
C精神科デイケアおよび精神科作業療法における作業収益の還元について今後どう対処していくのか。
D生涯教育にどう取り組んでいくのか。はたまた
E作業療法士が職場を辞めた時、補充してもらえるだけの働きをしているのか。
等々、あげていると切りがありません。県士会レベルでどうにかなる問題ではないという声が聞こえてきそうですが、我々が生活の糧としている作業療法が社会の中でどう認知されているのか。医療・保健・福祉の大変革期を生き残っていけるのか。を考えるのはやはり会員一人一人であり、その声を吸収し、代弁するのが県士会やOT協会の役目だと思っています。
 皆様の責任ある前向きなご意見が必要です。ぜひ文書で送って下さい。お待ちしています。


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